大学の単位・レポート・院試なら

トップ > コラム > 大学を休学すると学費はどうなる?減免制度まで解説

大学を休学すると学費はどうなる?減免制度まで解説

(更新: 2026年8月24日)

大学を休学すると学費はどうなる?減免制度まで解説

大学を休学すると学費はどうなるのか——結論から言うと、休学中の学費(在籍料)の扱いは大学ごとに大きく異なり、授業料を全額免除する大学もあれば、「在籍料」「休学在籍料」といった名目で年間数万円〜十数万円の納付を求める大学、逆にほとんど減免がない大学も存在します。「休学すれば学費はゼロになる」と思い込んだまま申請してしまうと、想定外の請求に慌てることになりかねません。

この記事は、大学の休学制度そのものではなく、休学中の学費に的を絞って掘り下げた解説です。休学の理由・期間の上限・手続きの流れなど休学制度全体について知りたい方は、姉妹記事「大学を休学する理由と学費|期間の上限から復学までの流れを解説」もあわせてご覧ください。

本記事では、休学中の学費・在籍料の一般的な扱いを複数の実在する大学の規定をもとに紹介したうえで、休学の申請時期によって学費計算がどう変わるか、休学と留年で学費負担がどれだけ違うか、休学中の奨学金の扱い、そして経済的理由で休学を検討している場合に休学より先に確認しておきたい授業料減免制度・緊急支援金までを順に整理します。学費の扱いは大学・学部・入学年度によって細部が異なるため、本記事で紹介する実例はあくまで一般的な傾向を把握するための参考情報であり、最終的な金額・条件は必ず在籍する大学の学費規程・教務窓口で確認してください。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

結論・要点

詳しい実例は次章以降で紹介しますが、まず全体像を先にまとめます。休学中の学費のパターンは、大きく次の3つに分類できます。

パターン内容傾向として多い大学
A. 授業料等をほぼ全額免除在籍料・保険料等の少額の実費のみ発生国公立大学に多い傾向
B. 授業料は免除だが在籍料が発生年間数万円〜十数万円程度の在籍料等を納付私立大学の主流パターン
C. 免除の範囲が限定的、または初年度は減免なし入学初年度や特定の条件下では通常の学費に近い負担が残る一部の大学・一部の在籍期間で見られる

「大学だから」「私立だから」といった単純な括りで金額を予測することはできません。同じ私立大学でも在籍料が1学期あたり5,000円程度の大学から10万円を超える大学まで幅があり、国公立大学でも申請時期によっては学費が満額発生することがあります。また、休学は留年より学費が抑えられる傾向があるとされますが、必ずしも「休学の方が安い」と言い切れるわけではありません。この点は本記事の「休学と留年、学費負担はどう違うか」の章で、留年時の学費相場を扱った別記事のデータと突き合わせて具体的に比較します。 あわせて、休学中の学費の扱いを大きく左右する「申請のタイミング」と、経済的理由で休学を検討している場合に確認したい「休学以外の選択肢」についても、それぞれ章を割いて具体的に解説します。

なお、経済的な理由での休学は決して珍しいものではありません。文部科学省が実施した調査では、休学の理由のうち「経済的理由」は全体の約15.5%(10,486人)を占め、「海外留学」約15.0%、「病気・けが」約14.6%と並んで上位に位置づけられています。「学費が払えないかもしれないから休学を考えている」という状況は、決して特殊なケースではなく、多くの学生が直面してきた事情だという前提で、落ち着いて情報を集めていくことが大切です。

休学中の学費(在籍料)の基礎知識

「授業料」と「在籍料」は別物

休学中の学費を理解するうえで最初に押さえておきたいのが、「授業料」と「在籍料」は性質が異なる費用だという点です。授業料は、その学期に開講される授業を履修する対価として納付する費用であり、休学中は授業を履修しないため、多くの大学で免除(不徴収)の対象になります。一方、在籍料(大学によって「休学在籍料」「在籍基本料」「特別在籍料」などと呼び方が異なります)は、授業を受けていなくても学籍を保持し続けるための費用として、授業料とは別枠で徴収する大学が少なくありません。「授業料が免除される」ことと「学費が一切かからない」ことはイコールではない、という前提を最初に理解しておくと、実例を見るときに混乱しにくくなります。

国公立大学の一般的な傾向

国公立大学では、休学期間中の授業料が免除される運用が一般的とされています。たとえば名古屋大学工学部が公表している休学に関する案内では、休学期間中の授業料について「免除(不徴収)」と明記されており、国公立大学における典型的な扱いを示す例といえます。ただし、免除の対象となるのはあくまで「大学が休学を許可した期間」に限られるのが通常で、休学の申請時期が遅れた場合や学期の途中からの休学の場合には、その学期分の授業料が発生することがあります。国公立大学だからといって在籍料等の実費が一切かからないとも限らず、健康保険関連の互助会費や学生教育研究災害傷害保険料など、少額の実費負担が別途生じる大学もあります。免除の具体的な条件(申請の期限、休学期間の長さなど)は大学によって定められているため、休学を検討する段階で学生課に確認することが欠かせません。

私立大学の一般的な傾向

私立大学の場合、休学中の学費の扱いは大学ごとの差が大きいのが実情です。授業料そのものは免除される大学が多い一方で、「在籍料」「休学在籍料」などの名目で一定額の納付を求める大学が目立ちます。次章で紹介する複数大学の実例を見ても分かる通り、在籍料の金額は1学期あたり数千円程度の大学から10万円前後の大学まで幅広く、「私立大学だから一律にこの金額」と単純化できるものではありません。在籍料に加えて、学生教育研究災害傷害保険料、学生健康保険互助会費、同窓会費(予納金)といった項目は休学中も納付が必要になる大学が多く見られる点にも注意が必要です。

免除される費目とされない費目が細かく分かれる大学もある

大学によっては、学費の項目を細かく分けて、休学中に免除される費目とされない費目を個別に定めているケースもあります。たとえば京都産業大学の学部生向けの休学中の学費に関する案内では、授業料・実験実習費・教育充実費は免除の対象となる一方、教育後援費、学生健康保険互助会費、同窓会終身会費予納金(1年次・4年次の春学期のみ)については、休学中であっても納入が必要とされています。「授業料が免除される」という情報だけを見て、その他の費目もすべて免除されると思い込んでしまうと、想定外の請求に驚くことになりかねません。休学中に発生しうる費用は、授業料・在籍料だけでなく、保険料や互助会費、同窓会費といった項目まで含めて、募集要項や学費規程の細目を確認しておくことをおすすめします。

なぜここまで大学によって差があるのか

休学中の学費の扱いに大学差が出る背景には、大学ごとの財政基盤の違いがあります。国からの運営費交付金を受ける国公立大学と、学生からの学費収入や私学助成、独自の基金の運用益などで運営される私立大学とでは、そもそもの費用構造が異なります。同じ私立大学の中でも、大学の規模や学部の性質(実験・実習を伴う理系学部か、文系学部かなど)によって在籍料の設定額が変わることもあります。休学中の学費は、大学の経営方針や在籍する学生への考え方が具体的な金額として表れる部分でもあるため、「相場」を知ることと同じくらい、自分の大学の実際の規程を確認することが重要になります。

入学金についても触れておくと、休学したからといって復学時に入学金を再度納める必要がある大学は基本的にありません。入学金は入学時に一度だけ納付する費用であり、休学・復学によって在籍する大学が変わるわけではないためです。「休学すると手続き上、入学金からやり直しになるのでは」と不安に思う方もいますが、通常はその心配は不要です。ただし、休学期間の上限を超えて除籍になった後に再入学する場合など、学籍そのものが一度切れるケースでは扱いが異なることもあるため、その点は個別の状況に応じて確認が必要です。

休学中の学費を確認する際に見るべき資料

「自分の大学の休学中の学費がいくらか分からない」という場合、まず確認したいのが大学が公表している学費規程・学生便覧・募集要項です。多くの大学では、大学の公式サイトの「学費」「学生生活」等のページに、休学時の学費(在籍料)についての案内が掲載されています。入学時に配布される学生便覧にも、休学・復学に関する規程がまとめられていることが一般的です。ウェブサイト上の情報だけでは自分の入学年度・学部の規程と一致しない場合もあるため、最終的には学生課・教務課・会計課(大学によって窓口名は異なります)に直接問い合わせて、自分のケースにあてはまる金額を確認するのが最も確実な方法です。電話やメールで問い合わせる際は、「入学年度」「学部・学科」「休学を検討している時期(前期・後期)」を伝えると、より正確な回答を得やすくなります。

休学を複数回・複数学期にわたって申請する場合の学費

1回の休学期間が半年や1年に区切られている大学の場合、休学が長期化すると、在籍料はその都度・その学期ごとに発生するのが一般的です。たとえば半期ごとに在籍料が発生する大学で通算2年間休学を続けた場合、単純計算では在籍料を4回分納めることになります。1回あたりの在籍料が数万円程度であっても、休学が長引けば長引くほど、トータルの負担は積み重なっていきます。「休学を延長すれば延長するほど学費がかからなくなる」というのは誤解で、多くの大学では休学期間の長さに応じて在籍料も比例して発生します。経済的な事情で休学を検討している場合、想定している休学期間全体でどれくらいの在籍料が発生するかを、事前に合計額で見積もっておくことをおすすめします。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

休学中の学費は実際いくらか|大学別の実例

ここからは、休学中の学費(在籍料)の扱いについて、実際に公表されている複数の大学の規定を具体的に見ていきます。あくまで執筆時点で確認できた各大学の公表情報にもとづく一例であり、学部・入学年度・休学の時期によって条件が変わる大学も多いため、必ず在籍する大学の最新の学費規程を確認してください。

私立大学の実例

まず私立大学の実例です。同じ「私立大学の休学」でも、在籍料の金額は数千円から10万円超まで大きな幅があることが分かります。

大学(例)休学中の学費の扱い
法政大学(学部)年間休学は休学在籍料10万円、学期のみの休学は5万円を納入。授業料・教育充実費・実験実習料は不徴収。入学した学期に休学する場合、その学期の学費は全額徴収
日本大学休学在籍料は半期につき6万円(授業料等は不徴収)。医学部は例外で、休学申請の時期により12万円・6万円・0円と段階的に変わる
東京理科大学授業料・施設設備費を免除する代わりに休学在籍料を納入(半期5万円/1年10万円)。学生教育研究災害傷害保険料等は別途必要
関西大学春学期は5月31日、秋学期は10月31日までに手続きをした場合、休学在籍料6万円が適用
同志社大学休学費用は半年で6万円、1年で12万円とされ、休学在籍料・特別在籍料は延納・分納の対象外
南山大学休学期間中の授業料等は全額免除。休学申請時に在籍料として1クォーターにつき25,000円を納入
立命館大学休学期間中の在籍料は1学期につき5,000円(その他諸会費が必要になる場合あり)。授業料が在籍料に切り替わる形
早稲田大学(学部)春学期休学は4月30日、秋学期休学は10月31日までの申請で在籍料5万円。期限を過ぎると所定の学費(満額)を徴収
昭和大学休学時の学費は在籍学部の授業料を全額免除し、休学在籍料6万円(前期の場合)を納入。学期の途中から復学する場合はその学期の学費を全額徴収し、既に納めた在籍料との差額を請求
青山学院大学在籍基本料は学部により年額6万円〜8万円。ただし入学した年度に休学する場合は、年間授業料の半額(半期休学は4分の1)に在籍基本料を加えた額が必要になり、それ以外の年度は在籍基本料のみ。復学時の費用は発生しない

この表から分かる通り、在籍料の金額だけを見ても、立命館大学のように1学期5,000円という水準の大学もあれば、法政大学の年間10万円のように、大学によって20倍以上の開きがあります。立命館大学の在籍料の安さは学生の間でも話題になったことがあるほどで、同じ私立大学であっても学費規程の設計思想はまったく異なることが分かります。「知り合いの大学ではこうだった」という体験談を、自分の大学にそのまま当てはめないよう注意が必要です。

細かい運用面の違いにも目を向けると、同志社大学のように休学在籍料・特別在籍料が延納・分納の対象外とされている大学では、一括での支払いに備えて資金を用意しておく必要があります。日本大学のように医学部だけ別枠の金額設定(申請時期に応じて12万円・6万円・0円)がある大学では、同じ大学内でも学部によって扱いが異なる点に注意が必要です。法政大学や青山学院大学のように「入学した年度・学期に休学する場合は、通常の学費の一部(全額または半額など)を徴収したうえで在籍料を加える」というルールを設けている大学は多く見られ、「入学してすぐに休学すれば学費もほぼかからない」とはならない仕組みになっています。また、大学によっては在籍料の金額そのものが年間授業料の3分の1程度に達するとされるケースが指摘されたこともあり、在籍料の水準が「思ったより高い」と感じられる大学も存在します。金額の大小に関する印象は大学によって大きく異なるため、実際に自分の大学の金額を確認したうえで、負担感を判断することが大切です。

国公立大学の実例

国公立大学については、私立大学に比べて休学中の授業料免除が広く行われている傾向がありますが、免除の対象となる期間や申請時期の要件は大学によって定められています。名古屋大学工学部の案内では、休学期間中の授業料を免除(不徴収)とする扱いが明記されています。一方で、九州大学の授業料免除等に関する規程では、学期の途中で休学を願い出る場合、その学期の授業料を納付しなければ休学が許可されない扱いになっており、学期の開始前後で「免除される・されない」がはっきり分かれる仕組みが取られています。国公立大学だからといって、休学すればどのタイミングでも一律に授業料が免除されるわけではなく、免除される費目の範囲や、免除の対象となる休学期間の要件は学部・大学によって異なる点に注意が必要です。「授業料は免除されるはず」と思い込まず、実際の規程を確認することをおすすめします。

実例から見える傾向

これらの実例を整理すると、休学中の学費には次のような傾向が見えてきます。

  • 授業料そのものは免除する大学が多数派だが、免除ではなく「在籍料」への切り替えという形を取る大学が私立大学では主流
  • 在籍料の金額は大学によって数千円〜10万円超まで幅があり、金額の大小と大学の規模・知名度は必ずしも一致しない
  • 入学した学期に休学する場合や、申請期限を過ぎた場合など、「原則の免除」が適用されない例外的なケースが多くの大学で設けられている
  • 国公立大学であっても、学期の途中で休学を申し出た場合はその学期の授業料が満額必要になる大学があり、「国公立だから安心」とは限らない
  • 同じ大学の中でも、学部(特に医学部等)によって在籍料の金額設定が別枠になっているケースがある

調べる際のコツとして、「大学名+休学+学費」で検索するだけでなく、大学の公式サイトの学費規程そのものにあたることをおすすめします。比較サイトやまとめ記事、SNS上の体験談は情報が古い場合や、自分と入学年度・学部が異なる場合があり、金額を鵜呑みにすると実際の負担額とずれてしまうことがあります。本記事で紹介した実例も、あくまで大学ごとの傾向の幅を把握するための参考情報としてご活用ください。

休学と学費を扱った姉妹記事では、退学・除籍との違いという観点から学費の扱いを整理していますので、休学制度全体の中で学費がどう位置づけられるかを知りたい場合はあわせて参考にしてください。

休学の申請時期による学費の日割り計算の有無

「日割り計算」ではなく「学期単位の申請期限」が基本

「休学すれば、休学した日数分だけ学費が日割りで安くなるのでは」と考える方もいますが、実際には1日単位で学費を按分する「日割り計算」を採用している大学はほとんど見られず、多くの大学は学期を単位とした「申請期限」方式を採用しています。つまり、決められた期限までに休学を申請すればその学期は在籍料(または免除)の扱いになり、期限を過ぎてしまうとその学期の学費が満額発生する、という「オン・オフ」に近い仕組みになっている大学が多数派です。休学を検討する際は、「何日休学するか」よりも「いつまでに申請するか」という締め切りの方が、学費の負担額に直結する重要なポイントになります。

申請期限の実例

実際にどのような期限が設けられているか、複数の大学の例を見てみます。

大学(例)申請期限の目安期限を過ぎた場合
早稲田大学(学部)春学期は4月30日、秋学期は10月31日所定の学費(満額)を徴収
関西大学春学期は5月31日、秋学期は10月31日休学在籍料の適用外になる可能性
日本大学5月31日まで/6月1日〜11月30日/12月1日〜3月31日の3段階申請時期に応じて在籍料の金額(学部により満額に近づく段階)が変わる
近畿大学前期は5月14日、後期は10月14日を在籍料の納入期限として設定大学の定める手続きに従う必要がある

日本大学の例は特に分かりやすく、休学の申請時期によって学費の扱いが段階的に変わる仕組みになっています。学期の早い段階で申請すれば負担は小さく、申請が遅れるほど徴収される学費の範囲が広がっていく、という設計です。これは「日割り」というよりも「申請のタイミングによって区切られた複数の料金帯」と捉えたほうが実態に近いといえます。九州大学のように、学期の途中で休学を願い出た場合はその学期の授業料を納付しなければ休学自体が許可されない、という国公立大学の例もあり、「私立は厳しく、国公立は緩やか」といった単純な図式も成り立ちません。

申請タイミングで負担額がどう変わるか(シミュレーション)

申請時期による違いを具体的にイメージするために、日本大学の例で簡易的なシミュレーションをしてみます。ある学生が経済的な事情で休学を検討しており、前期の途中まで通学を続けるかどうか迷っていたとします。

  • 5月31日までに休学を申請した場合:前期・後期とも授業料は徴収されず、休学在籍料(半期6万円を基準とする区分)で済む
  • 6月1日〜11月30日の間に申請した場合:前期分の授業料相当は発生し、後期分のみ休学在籍料の扱いになる
  • それ以降に申請した場合:年間を通じて通常の学費に近い負担が残る可能性が高くなる

このように、同じ「1年間休学する」という結果であっても、申請が1か月遅れるだけで負担額が数十万円単位で変わることがあります。「体調や気持ちの整理がついてから申請しよう」と先延ばしにしたくなる気持ちは自然なものですが、経済的な事情が絡む場合は特に、早めに申請の意思を固めて教務課に相談することが、結果的に負担を抑えることにつながります。

なぜ多くの大学が日割り計算を採用していないのか

1日単位の日割り計算ではなく学期単位の申請期限が主流になっている背景には、大学側の事務手続き上の事情もあると考えられます。学費の請求・納付・返還といった処理は、学期という単位でまとめて行われるのが一般的で、学生一人ひとりの休学開始日に合わせて日割りで金額を計算し直す仕組みを整えるには、相応の事務コストがかかります。授業も学期単位で組まれているため、「学期の途中から一部だけ履修していない」という状態そのものが、そもそも制度上あまり想定されていないとも言えます。学生側からすると「実際に休学していた日数分だけ安くしてほしい」と感じるのは自然な発想ですが、多くの大学の学費規程はこうした事情から、学期を単位とした運用になっている点を理解しておくと、申請期限の重要性がより実感しやすくなります。

学期の途中で復学する場合の扱い

休学の開始時だけでなく、復学のタイミングによっても学費の扱いが変わることがあります。昭和大学の案内では、休学中の学生が学期の途中から復学する場合、その学期の所定の学費を全額徴収したうえで、既に納めていた休学在籍料との差額を請求する、という調整の仕組みが示されています。これは実質的に「休学していた期間分は在籍料、復学してからの期間分は通常の学費」という考え方に近く、完全な日割りではないものの、休学・復学のタイミングに応じて学費の負担額が調整される一例といえます。

「日割りではない」ことが意味すること

日割り計算ではなく学期単位の申請期限方式が基本だということは、次の2点を意味します。1つ目は、短期間だけ休学しても、その学期の在籍料は満額発生するケースが多いということです。「1か月だけ休学すれば学費もその分だけで済む」という期待は、多くの大学では成り立ちません。2つ目は、申請が数日遅れるだけで、その学期の学費が大きく変わる可能性があるということです。「まだ余裕がある」と先延ばしにしているうちに申請期限を過ぎてしまい、本来なら在籍料で済んだはずの学期の学費が満額発生してしまう、という失敗は実際に起こりえます。経済的な事情で休学を検討している場合は特に、休学を決めた時点でできるだけ早く教務課に相談し、自分の大学の申請期限を確認することが重要です。

休学と留年、学費負担はどう違うか

留年時の学費負担のおさらい

休学と学費の関係を考えるうえで、比較対象としてよく挙がるのが「留年」です。留年は単位不足等により進級・卒業ができず、授業に出席しながら同じ学年に留まる状態を指し、休学のように就学そのものを止めるわけではありません。そのため、留年中は通常どおり授業料が発生します。留年時の学費については別記事で文部科学省の学生納付金調査等をもとに詳しく解説していますが、目安として国立大学は年間約53万円、私立大学文系は年間約90万円台、私立大学理系は年間約130万円台の授業料負担が、留年1年ごとに追加で発生するとされています。一人暮らしの場合はこれに生活費が年間100万円前後上乗せされることもあります。

休学と留年の学費比較モデル

これに対して休学の場合、前章までで見た通り、授業料そのものは免除される大学が多く、負担するのは在籍料(年間数千円〜10万円台程度)が中心になります。単純なモデルケースで比較すると、次のようなイメージになります。

ケース留年1年の学費負担(目安)休学1年の学費負担(目安)
国立大学授業料約53万円(生活費含まず)在籍料が発生しない、または数万円程度(大学による)
私立大学文系授業料約90万円台(生活費含まず)在籍料5,000円〜10万円程度(大学による)
私立大学理系授業料約130万円台(生活費含まず)在籍料5万円〜10万円程度(大学による、実験実習費等は別途確認)

数字だけを見ると、休学の方が留年より学費負担を大きく抑えられる大学が多いように見えます。ただし、これはあくまで「学費」という一つの軸で比較した場合の傾向であり、単純に「休学の方が得」と結論づけるべきではありません。次の点には注意が必要です。

単純比較できない3つの理由

1つ目は、休学は原則として単位を修得できないため、卒業までの在学期間そのものが延びるという点です。留年も卒業が遅れる点は同じですが、留年中は授業を履修して単位を積み上げられるのに対し、休学中は基本的に単位が増えません。「学費が安いから休学」という判断だけで、単位不足の根本原因への対策を先送りにしてしまうと、復学後に同じ問題を繰り返すリスクがあります。

2つ目は、休学の理由によっては学費以外の費用がかさむ場合があるという点です。たとえば留学を目的とする休学の場合、在籍大学の在籍料に加えて、留学先の学費・渡航費・生活費が別途発生するため、トータルの費用は留年よりも高くなることがあります。「休学=必ず費用が安い」という単純化は禁物です。

3つ目は、休学中はアルバイト等で収入を得られる時間が確保できる一方、留年中は授業への出席が必要なため、まとまった時間の確保がしにくいという違いです。経済的な理由で休学を検討している場合、この「時間を確保できるかどうか」も学費以外の重要な判断材料になります。

モデルケースで見る1年間の収支イメージ

私立大学文系に通う学生を例に、経済的事情を理由に1年間休学した場合と、単位不足で1年間留年した場合の収支をおおまかにイメージしてみます。あくまで一般的な傾向にもとづく概算であり、実際の金額は大学・個人の状況によって大きく異なる点を前提に見てください。

項目休学1年(経済的事情)留年1年(単位不足)
学費負担在籍料5,000円〜10万円程度(大学による)授業料約90万円台(私立文系の目安)
時間の使い方授業がないため、アルバイト等に充てられる時間を確保しやすい授業への出席が必要なため、まとまった時間の確保がしにくい
アルバイト等による収入(目安)フルタイムに近い働き方をすれば年間100万円前後になることもある(個人差が大きい)授業と両立できる範囲に限られ、休学時より収入は抑えられやすい
卒業時期への影響1年程度後ろ倒し1年程度後ろ倒し

この試算からも分かる通り、学費負担だけを見れば休学の方が小さく済むケースが多い一方、休学中に得られる収入を差し引いた「実質的な負担」で比較すると、両者の差はケースによって縮まることもあります。「学費がいくら安くなるか」だけでなく、「その1年をどう使うか」まで含めて比較することが大切です。特に、単位不足が理由で休学を検討している場合、休学によって時間的な余裕は生まれても、単位を取る力そのものが自動的に身につくわけではない点は、次の見出しで改めて整理します。

単位不足が理由の場合に立ち止まって考えたいこと

単位不足そのものが休学を検討するきっかけになっている場合、休学によって学費負担を抑えられたとしても、休学中に授業を履修できない以上、単位を取る力そのものが自動的に身につくわけではありません。休学して時間を空けても、レポートの書き方や試験対策といった学習面の課題が変わらなければ、復学後に同じ科目で同じようにつまずいてしまう可能性があります。学費の比較はあくまで判断材料の一つであり、「なぜ単位が取れなかったのか」という原因の整理と切り離して休学を決めてしまうと、結果的に卒業までの期間だけが延びてしまうことにもなりかねません。この点については、後述の「専門家に相談すべきタイミング」の章で詳しく取り上げます。

また、留年が確定してから休学に切り替えるという選択肢を検討する人もいますが、多くの大学では学期の開始後に休学へ切り替えても、その学期の学費(在籍料への切り替え)には申請期限が設定されているため、「留年が確定してからゆっくり休学を検討しよう」というタイミングでは、既にその学期の学費が満額発生してしまっていることもあります。学費面でのメリットを活かすためには、留年・休学のどちらを選ぶにしても、判断そのものを先延ばしにしないことが重要です。

休学中の奨学金の扱いと、経済的理由の場合に検討したい制度

JASSO奨学金は休学すると原則として休止される

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用している場合、休学が決まったら速やかに大学の奨学金窓口へ申し出て、「異動願(届)」を提出し、奨学金の貸与・給付を「休止」する手続きが必要です。復学すれば「復活」の手続きを経て奨学金の受け取りが再開されますが、休学(および支給停止)の期間が通算で2年を超えると、原則として奨学金の受け取りを再開できなくなります(やむを得ない事情がJASSOに認められた場合は3年まで延長される場合があります)。ここで注意したいのは、この「休止・復活」の仕組みは、休学そのものを理由とする手続きだけでなく、成績不振等による「適格認定」で警告・停止・廃止となる場合とは制度上の位置づけが異なるという点です。留年時の適格認定の仕組みや、奨学金が停止された場合の具体的な復活手続きについては、別記事でそれぞれ詳しく整理していますので、休学以外の理由で奨学金の扱いに不安がある場合はあわせて確認してください。

高等教育の修学支援新制度(授業料等減免+給付型奨学金)の休学時の扱い

「高等教育の修学支援新制度」は、家計基準等に応じた区分(第I区分〜第IV区分・多子世帯等)に該当する学生を対象に、給付型奨学金と授業料等の減免をセットで受けられる制度です。世帯収入等に応じて4段階の区分が設けられ、区分によって減免額・給付額が変わる仕組みになっています。休学した場合、この制度で受けている給付型奨学金についても、速やかに学校の奨学金窓口に「休止」の手続きを申し出る必要があり、手続きが完了すると支給が止まります。休学中に支給が停止(中断)されていた給付奨学金は、復学など停止事由が解消したと認められた時点から支給が再開される仕組みになっています。あわせて受けている授業料等の減免についても、休学中は授業料そのものが発生しない(または在籍料に切り替わる)大学が多いため、減免の適用自体が休止扱いになるのが一般的です。制度の詳しい適用条件・再開のタイミングは大学・年度によって異なるため、この制度を利用している場合は休学を申請する前に必ず大学の奨学金窓口に確認してください。

この制度は家計急変にも対応しており、通常の申込時期を待たずに、家計急変後は年間を通じて随時申込を受け付けている点も特徴です。「保護者の失業や病気で急に学費が払えなくなった」というタイミングで休学を検討している場合、休学の手続きと並行して、この制度の家計急変枠に該当しないかをあわせて確認する価値があります。

経済的理由で休学を検討している場合に確認したい代替制度

経済的な事情から休学を検討している場合、休学によって必ずしも家計の負担が解消するとは限りません。休学以外にも、学費・生活費を確保する方法がないか、あわせて確認しておく価値があります。

制度概要特徴
大学独自の授業料減免制度家計急変等の事情により納付が困難な学生を対象に、大学が独自に授業料の全額または一部を免除する制度国立・私立を問わず、多くの大学が独自の減免制度を設けている
高等教育の修学支援新制度家計基準・学業成績等に応じて授業料等減免と給付型奨学金をセットで受けられる国の制度家計急変の場合も年間を通じて随時申込が可能
JASSO緊急採用・応急採用(貸与型)家計急変後、通常の募集時期を待たずに申し込める貸与型奨学金在学中に家計急変が生じた場合は、原則としてその事由が生じてから12か月以内の申込が必要
大学独自の家計急変・災害奨学金家計急変や災害を理由とする学生を対象にした大学独自の給付・貸与制度申込時期が年に数回設定されている大学が多い
民間の教育ローン・自治体の奨学金金融機関や地方自治体が提供する教育資金の貸付・給付制度大学の制度と併用できる場合もあるため、条件は個別に確認が必要

実際に、国立大学では会津大学が「経済的事由による授業料減免」を年度ごとに公募しているように、家計の急変に対応する独自の減免制度を設けている大学は少なくありません。私立大学でも、たとえば立命館大学は「家計急変および災害に関する奨学金」として、春学期・秋学期それぞれ数週間の申請期間を設けた独自の経済支援型奨学金を用意しています。公立大学でも、東京都立大学のように入学料・授業料の減免や分納の制度を設けている例があります。これらはあくまで一例であり、制度の有無・内容・申込時期は大学によって異なるため、経済的な理由で休学を検討している場合は、休学を決める前に一度、在籍する大学の学生支援課・奨学金窓口に相談してみることをおすすめします。休学して収入面の立て直しを図ろうとする前に、こうした制度で乗り切れる可能性がないかを確認するだけでも、選択肢の幅が変わることがあります。

休学前に確認しておきたい学費チェックリスト

ここまでの内容を踏まえ、休学を申請する前に確認しておきたい学費関連の項目をチェックリストとしてまとめます。

  • 休学中の授業料は全額免除か、一部免除か、それとも免除されないか
  • 「在籍料」「休学在籍料」等の名目での納付が必要か、金額はいくらか
  • 休学の申請期限はいつか、期限を過ぎた場合に学費の扱いはどう変わるか
  • 入学年度によって学費規程が異なるか(必ず自分の入学年度の規程を確認する)
  • 授業料・在籍料以外に、保険料・互助会費・同窓会費等の継続的な費用がないか
  • JASSO奨学金・大学独自奨学金・高等教育の修学支援新制度を利用している場合、休止の手続きはいつまでに必要か
  • 経済的理由の場合、大学独自の授業料減免制度や家計急変奨学金の申込時期を過ぎていないか
  • 在籍料の納付が難しい場合、延納・分納の制度が利用できるか

在籍料が払えない場合に起こりうるリスク

休学中の在籍料であっても、納付期限までに納められない状態が続くと、学費未納を理由とした除籍の対象になりうる点には注意が必要です。休学は退学・除籍とは異なる制度ですが、在籍料の未納が長期化すれば、学籍そのものを失うリスクにつながります。除籍と退学の違いについては別記事で詳しく整理していますので、学費の未納が続いた場合にどうなるか不安がある場合はあわせて確認してください。 在籍料の納付が難しい見通しが立った時点で、放置せずに早めに学生課・奨学金窓口へ相談することが重要です。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

休学の学費をめぐるよくある失敗と注意点

失敗1: 「休学すれば学費はゼロになる」と思い込んでしまう

最も多い失敗が、休学すれば学費の負担が一切なくなると思い込んだまま申請し、後から在籍料の請求が届いて慌てるケースです。ここまで見てきた通り、休学中の学費の扱いは大学によって大きく異なり、授業料が免除されても在籍料等の実費が発生する大学が多数派です。特に経済的事情を理由に休学する場合、在籍料の負担を見落としたまま申請してしまうと、結局資金繰りが改善しないという本末転倒な事態にもなりかねません。申請前に、免除される費目とされない費目を一つずつ確認しておくことが重要です。

失敗2: 申請期限を確認せずに動き出しが遅れる

「休学の申請時期による学費の日割り計算の有無」の章で見た通り、多くの大学は日割り計算ではなく学期単位の申請期限を採用しています。「まだ大丈夫だろう」と考えているうちに数日、数週間と時間が過ぎてしまい、期限を過ぎたことでその学期の学費が満額発生してしまうケースは珍しくありません。休学を決めたら、できるだけ早く教務課に相談し、申請期限と学費の切り替わりのタイミングを確認することが重要です。

失敗3: 入学年度によって学費規程が異なることを見落とす

大学によっては、入学した年度ごとに学費規程が改定されている場合があります。先輩や友人から聞いた「休学したら在籍料は◯万円だった」という体験談が、自分の入学年度には当てはまらないこともあります。ネット上の体験談や比較サイトの情報はあくまで参考にとどめ、最終的な金額は必ず自分の入学年度の学費規程で確認してください。

失敗4: 授業料以外の費目(保険料・互助会費・同窓会費等)を見落とす

京都産業大学の例で見たように、授業料は免除されても、保険料や互助会費、同窓会費(予納金)などは休学中も継続して納付が必要な大学があります。「学費(授業料)は免除される」という情報だけを見て安心し、こうした付随的な費目を見落としていると、想定外の請求に驚くことになります。休学前に、学費・在籍料以外に発生しうる費用の一覧を確認しておくことをおすすめします。あわせて、休学中も一人暮らしの家賃・光熱費・通信費といった生活費そのものは大学の学費とは別に発生し続ける点も見落としがちです。学費が抑えられても、生活費の負担は変わらないという前提で資金計画を立てる必要があります。

失敗5: 奨学金の休止手続きを忘れて二重の負担が生じる

休学が決まったにもかかわらず、JASSO奨学金や大学独自奨学金の「休止」手続きを忘れてしまうケースもあります。手続きが遅れると、休学中も奨学金の支給が続いてしまい、後から返還や調整を求められる可能性があります。休学の手続きと同じタイミングで、奨学金窓口への申し出も忘れずに行うことが重要です。

失敗6: 留学等を理由とする休学で、在籍大学側の費用を見落とす

留学を目的とする休学の場合、留学先の学費・渡航費・生活費に加えて、在籍大学側の在籍料等が二重に発生する可能性があります。「留学中は在籍大学に学費を払わなくていいはず」と思い込んでいると、想定外の請求に慌てることになります。留学を検討する段階で、留学先の費用だけでなく在籍大学側の費用もあわせて国際交流センター等に確認しておくことが大切です。

失敗7: 経済的理由の休学で、代替制度を確認せずに休学を決めてしまう

経済的な事情で休学を検討している場合、休学以外の選択肢(授業料減免制度、緊急・応急採用の奨学金、家計急変奨学金等)を確認しないまま休学を決めてしまうケースもあります。休学すれば授業料負担は抑えられても、在籍料等の負担がゼロになるとは限らず、卒業までの期間が延びることで結果的にトータルの学費・生活費が増えることもあります。休学を決める前に、一度は学生支援窓口に相談してみる価値があります。

失敗8: 減免制度の申込時期を逃してしまう

大学独自の授業料減免制度や家計急変奨学金には、年に数回程度の限られた申込期間が設けられていることが多く、休学するかどうかの判断に時間をかけているうちに、申込期間そのものを逃してしまうケースもあります。「まずは休学について考えよう」と一つずつ順番に検討していると、並行して確認すべき制度の期限を見落としがちです。経済的な事情で休学を検討し始めた段階で、休学の申請期限と、利用できそうな減免制度・奨学金の申込期間の両方を、できるだけ早いタイミングで一覧にして把握しておくことをおすすめします。

専門家に相談すべきタイミング

ここまで見てきた通り、休学中の学費は大学によって大きく異なり、単純に「休学すれば安く済む」と言い切れるものではありません。特に、経済的な事情から休学を検討している場合、休学より先に対策できることがあるかもしれないという視点を持っておくことが重要です。

たとえば、単位不足からアルバイトの時間を確保したいという理由で休学を考えている場合、その単位不足の根本的な原因が「レポートの書き方が分からない」「試験対策の方法が確立していない」といった学習面の課題にあるのであれば、休学して時間を確保しても、復学後に同じ問題が再発するリスクがあります。この場合、休学によって学費負担を抑えられたとしても、卒業までの期間そのものが延びてしまえば、トータルで見た経済的なメリットは小さくなる可能性があります。逆に、休学せずに今の学期・学年で学習面の対策を進められれば、在籍料の負担も卒業の遅れも避けられるかもしれません。単位を落としたときに使える大学の救済措置についても、休学を決める前に確認しておく価値があります。

この見極めを一人で行うのが難しい場合、スプリング・オンライン家庭教師の単位・進級サポートでは、現在の履修状況・単位の取得状況・経済的な事情の背景をヒアリングした上で、休学せずに対策できる余地があるのか、休学を選ぶとしてもどのように学費・奨学金の準備を進めればよいのかを一緒に整理する無料相談を行っています。レポートの添削(1本19,800円)や月4回の個別指導(36,000円)を通じて、学生本人が自力で単位を取れるようになることを目的にした指導であり、代行・代筆は一切行っていません。「休学すれば学費は抑えられそうだが、それが本当に一番良い選択なのか分からない」という段階でこそ、一度専門的な視点から現状を整理してみることをおすすめします。相談したからといって必ず受講が必要になるわけではなく、状況を整理するだけでも構いません。

特に、「アルバイトの時間を確保したいから休学したい」という相談の中には、実際には出席が思うようにできず単位を落としたことがきっかけになっているケースも少なくありません。表面的には経済的な理由に見えても、根っこには学習面・生活面の課題が隠れていることもあり、学費の負担だけを見て休学を決めてしまうと、本質的な課題が解決されないまま卒業までの期間だけが延びてしまう可能性があります。無料相談では、学費の話にとどまらず、そもそもなぜ今の状況に至ったのかという背景まで含めて、一緒に整理することを大切にしています。

無料相談はオンラインで完結し、全国どこからでも参加できます。相談時間の目安は30分程度で、現在の履修状況や単位の取得状況、休学を検討するに至った背景を聞き取ったうえで、休学より先に対策できる余地があるかどうかを一緒に整理します。学費や在籍料の細かい金額そのものは大学の窓口でなければ正確に把握できませんが、「休学すべきか、対策して継続すべきか」という判断の整理は、専門的な視点からサポートすることができます。

保護者の方からの相談も歓迎しています。「子どもが休学したいと言っているが、学費のことも含めて本当にそれでいいのか分からない」という段階での相談も少なくありません。休学を検討する経緯には、単位不足・体調・経済的事情が複雑に絡み合っていることも多く、学費という数字の面だけでなく、学習面の課題を含めて全体を整理することで、家族での話し合いも建設的に進めやすくなります。

よくある質問(FAQ)

大学の休学と学費に関して、特によく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。全体を読む時間がない場合は、気になる質問だけを確認してください。

大学を休学すると学費はどうなりますか?

休学中の学費の扱いは大学によって大きく異なります。授業料が全額免除される大学もあれば、授業料は免除されても「在籍料」として年間数千円〜10万円台程度の納付を求める大学もあります。国公立大学は授業料免除の運用が一般的とされる一方、私立大学は大学ごとの差が特に大きいのが実情です。正確な金額は在籍する大学の学費規程で確認する必要があります。

休学中の在籍料の相場はどれくらいですか?

大学によって幅がありますが、私立大学では1学期あたり数千円〜10万円程度が目安とされています。たとえば立命館大学は1学期5,000円、日本大学は半期6万円、法政大学は半期5万円(年間10万円)など、大学ごとに設定額が大きく異なります。同じ「私立大学」というくくりでも金額差が大きいため、体験談をそのまま自分の大学に当てはめないよう注意が必要です。

休学の申請が遅れると学費は高くなりますか?

多くの大学で、休学中の学費は日割り計算ではなく学期単位の申請期限で扱いが決まります。期限内に申請すれば在籍料等の扱いになりますが、期限を過ぎるとその学期の学費が満額発生することがあります。日本大学のように、申請時期を複数の段階に分けて在籍料の金額が変わる大学もあります。休学を決めたら、できるだけ早く教務課に申請期限を確認することが重要です。

休学と留年、学費が安いのはどちらですか?

一般的な傾向としては、留年は通常の授業料が満額発生するのに対し、休学は授業料が免除され在籍料のみで済む大学が多いため、休学の方が学費負担を抑えられるケースが多いとされます。ただし、留学を伴う休学など学費以外の費用がかさむ場合や、休学によって卒業が遅れること自体のコストを考えると、一概に休学が有利とは言えません。詳しくは本記事の「休学と留年、学費負担はどう違うか」の章で解説しています。

休学中も奨学金はもらえますか?

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、休学すると原則として「休止」の手続きが必要になり、休学中の支給は止まります。復学すれば「復活」の手続きで支給が再開されますが、休止期間が通算2年を超えると原則として再開できなくなります。大学独自の奨学金は大学ごとに規定が異なるため、個別に窓口へ確認する必要があります。

経済的な理由で休学する前に確認できる制度はありますか?

大学独自の授業料減免制度、高等教育の修学支援新制度(家計急変時も随時申込可)、JASSOの緊急採用・応急採用(貸与型)、大学独自の家計急変・災害奨学金など、休学せずに家計を立て直せる可能性がある制度がいくつかあります。休学を決める前に、大学の学生支援窓口・奨学金窓口に一度相談してみることをおすすめします。

休学中に払えなかった在籍料はどうなりますか?

在籍料であっても、納付期限までに納められない状態が続くと、督促の連絡が保証人(保護者等)に届いたり、最終的には学費未納を理由とした除籍の対象になったりする可能性があります。休学は退学・除籍とは異なる制度ですが、在籍料の未納が長期化すれば学籍そのものを失うリスクにつながります。納付が難しい見通しが立った場合は、放置せずに早めに学生課・奨学金窓口へ相談し、延納・分納の制度が使えないかを確認することが重要です。

入学した年度によって休学中の学費は変わりますか?

大学によっては、学費改定のタイミングで入学年度ごとに学費規程が変わっている場合があります。同じ大学であっても、数年前に入学した先輩の体験談と、今の入学年度の規程とでは在籍料の金額や免除の範囲が異なることがあります。先輩や友人の体験談をそのまま自分の状況に当てはめず、休学中の学費を確認する際は必ず自分の入学年度の学費規程・募集要項を参照するようにしてください。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

まとめ|休学中の学費は「大学ごとに違う」ことを前提に確認する

大学を休学したときの学費の扱いは、授業料を全額免除する大学から、在籍料として一定額を求める大学、免除の範囲が細かく限定されている大学まで、大学ごとに大きく異なります。「休学すれば学費はゼロになる」という思い込みのまま申請すると、想定外の請求に慌てることになりかねません。

  • 休学中の学費は「授業料の免除」と「在籍料の発生」がセットになっている大学が多く、在籍料の金額は大学によって数千円〜10万円台まで幅がある
  • 多くの大学は日割り計算ではなく学期単位の申請期限で学費が決まり、期限を過ぎると満額発生するリスクがある
  • 休学は留年より学費を抑えられる傾向があるが、留学等の追加費用や卒業が遅れること自体のコストも含めて判断する必要がある
  • 休学中の奨学金は原則として休止手続きが必要で、経済的理由の場合は休学より先に授業料減免制度・緊急支援金等を確認する価値がある

休学中の学費に関する正確な金額・条件は、必ず在籍する大学の学費規程・教務窓口で確認してください。「休学中の学費はいくらかかるのか」「奨学金はどう扱われるのか」といった数字は、インターネット上の一般論だけでは正確に把握できません。本記事で紹介した大学ごとの実例は、あくまで全体像をつかむための参考情報であり、入学年度や学部によって実際の金額・条件は変わりうる点も忘れないようにしてください。

そのうえで、「休学すべきか、対策して乗り切るべきか」の判断に迷う場合は、学費の比較だけで結論を急がず、早い段階で専門的な視点から現状を整理することも、後悔のない選択をするための一つの方法です。学費という数字は大きな判断材料ではありますが、それだけで結論を出せるものではありません。単位の状況、体調、家庭の事情なども含めて総合的に考え、必要であれば大学の窓口や専門家に相談しながら、納得のいく選択をしていただければと思います。

{“@context”:”https://schema.org”,”@graph”:[{“@type”:”FAQPage”,”mainEntity”:[ {“@type”:”Question”,”name”:”大学を休学すると学費はどうなりますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”休学中の学費の扱いは大学によって大きく異なります。授業料が全額免除される大学もあれば、授業料は免除されても在籍料として年間数千円〜10万円台程度の納付を求める大学もあります。国公立大学は授業料免除の運用が一般的とされる一方、私立大学は大学ごとの差が特に大きいのが実情です。正確な金額は在籍する大学の学費規程で確認する必要があります。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”休学中の在籍料の相場はどれくらいですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”大学によって幅がありますが、私立大学では1学期あたり数千円〜10万円程度が目安とされています。立命館大学は1学期5,000円、日本大学は半期6万円、法政大学は半期5万円(年間10万円)など、大学ごとに設定額が大きく異なります。体験談をそのまま自分の大学に当てはめないよう注意が必要です。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”休学の申請が遅れると学費は高くなりますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”多くの大学で、休学中の学費は日割り計算ではなく学期単位の申請期限で扱いが決まります。期限内に申請すれば在籍料等の扱いになりますが、期限を過ぎるとその学期の学費が満額発生することがあります。休学を決めたら、できるだけ早く教務課に申請期限を確認することが重要です。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”休学と留年、学費が安いのはどちらですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”一般的な傾向としては、留年は通常の授業料が満額発生するのに対し、休学は授業料が免除され在籍料のみで済む大学が多いため、休学の方が学費負担を抑えられるケースが多いとされます。ただし留学を伴う休学など学費以外の費用がかさむ場合や、卒業が遅れること自体のコストを考えると、一概に休学が有利とは言えません。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”休学中も奨学金はもらえますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”JASSOの奨学金は、休学すると原則として休止の手続きが必要になり、休学中の支給は止まります。復学すれば復活の手続きで支給が再開されますが、休止期間が通算2年を超えると原則として再開できなくなります。大学独自の奨学金は大学ごとに規定が異なるため、個別に窓口へ確認する必要があります。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”経済的な理由で休学する前に確認できる制度はありますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”大学独自の授業料減免制度、高等教育の修学支援新制度(家計急変時も随時申込可)、JASSOの緊急採用・応急採用(貸与型)、大学独自の家計急変・災害奨学金など、休学せずに家計を立て直せる可能性がある制度がいくつかあります。休学を決める前に、大学の学生支援窓口に一度相談してみることをおすすめします。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”休学中に払えなかった在籍料はどうなりますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”在籍料であっても、納付期限までに納められない状態が続くと、学費未納を理由とした除籍の対象になる可能性があります。納付が難しい見通しが立った場合は、放置せずに早めに学生課・奨学金窓口へ相談することが重要です。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”入学した年度によって休学中の学費は変わりますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”大学によっては、入学年度ごとに学費規程が改定されている場合があります。先輩や友人の体験談が自分の入学年度に当てはまるとは限らないため、休学中の学費を確認する際は、必ず自分の入学年度の学費規程・募集要項を参照するようにしてください。”}} ]}]}
\ 大学生・大学院生専用 /

無料相談で、今学期の乗り切り方を決めませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、いまの履修状況・お困りの科目・残り時間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 科目ごとのプロ講師が、優先順位を整理
  • 単位・レポート・院試・研究、どれでも相談できる。
  • 「何から手をつければいいか分からない」段階でもOK

\ 今学期をムダにしない/

費用は一切かかりません

今からでも間に合う? 無料相談を予約する
LINE 今学期の進め方を相談する 無料

LINE登録だけ・相談はそのあとで、でも構いません

03-5776-3649

受付時間 11:00-21:00

LINEで相談▶ 今からでも間に合う? 無料相談を予約する▶