大学の単位・レポート・院試なら

トップ > コラム > 昭和女子大学・東京農業大学の授業についていけないと感じたら

昭和女子大学・東京農業大学の授業についていけないと感じたら

(更新: 2026年8月24日)

昭和女子大学・東京農業大学の授業についていけないと感じたら

「昭和女子大学 ついていけない」「東京農業大学 ついていけない」と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、入学から数か月〜1年ほどのうちに、語学の授業や専門基礎科目の内容が思っていたより難しく感じられるようになり、「このままで単位が取れるのか」「自分だけが理解できていないのではないか」という不安を抱えているのではないでしょうか。結論から言うと、大学の学部・学科ごとの学びの特色と、自分の入学前の学習履歴との間にギャップが生じること自体は、決して珍しい出来事ではありません。昭和女子大学のような文系総合大学と、東京農業大学のような農学系大学とでは、つまずきやすい科目の種類も、その背景となる構造もまったく異なりますが、いずれの場合も、原因を正しく特定して対策を積み上げれば、多くのケースで立て直しが可能です。

昭和女子大学は国際学部・人間文化学部・人間社会学部・食健康科学部などからなる文系中心の総合大学で、語学教育に力を入れているのが大きな特色です。一方、東京農業大学は農学部・応用生物科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生命科学部という5学部からなる、日本有数の規模を持つ農学系大学で、生物・化学系の専門基礎科目と実験・実習の負荷の高さが特色です。文系と農学系というまったく異なる学びの環境である両大学ですが、「入学後に授業についていけないと感じる」という悩みそのものは共通しており、その背景には、推薦・総合型選抜(AO入試)など多様な入試方式で入学した学生が直面しやすい基礎学力ギャップの構造があるとされます。筑波大学のような総合大学でも、同様の背景から授業についていけないと感じる学生は一定数存在します。

この記事では、昭和女子大学・東京農業大学それぞれの学部構成と学びの特色を踏まえたうえで、文系大学と農学系大学でつまずきやすい科目の傾向がどう異なるのか、そして今の状況を立て直すための具体的なステップは何かを、順を追って詳しく解説します。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

結論・要点

本題に入る前に、この記事の要点を先にまとめます。詳しい解説は後段で順に行いますので、まずは全体像をつかんでください。

  • 昭和女子大学は国際学部・人間文化学部・人間社会学部・食健康科学部・総合情報学部・グローバルビジネス学部・環境デザイン学部の7学部17学科からなる文系中心の総合大学で、語学教育・少人数制の授業に力を入れている点が特色です。
  • 東京農業大学は農学部・応用生物科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生命科学部の5学部からなる農学系大学で、世田谷キャンパスと厚木キャンパスに学部が分かれ、生物・化学系の専門基礎科目と実験・実習の多さが特色です。
  • 昭和女子大学でつまずきやすいのは、主に英語などの語学科目と、学科ごとの専門基礎科目(統計・データサイエンス・栄養化学など)、そしてレポート・プレゼンテーション中心の評価形式です。
  • 東京農業大学でつまずきやすいのは、主に生物・化学系の専門基礎科目(生化学・有機化学・遺伝学など)と、実験・実習に伴うレポート作成の負荷です。
  • 東京農業大学の農学部には、全国の農業高等学校の生徒を主な対象とした推薦方式(総合型実践スキルなど)があり、専門高校出身の学生が大学の理数系専門科目でギャップを感じやすい構造があるとされます。
  • 筑波大学のような総合大学でも、推薦入試やAC(アドミッションセンター)入試など学力試験の比重が小さい方式で入学した学生が、入学後に基礎学力ギャップに直面しやすいという一般的な傾向は共通して指摘されます。
  • これらのギャップは学力の優劣そのものではなく、高校段階でどの科目にどれだけ時間を割いてきたかという「学習履歴」の違いによって生じるものであり、対策次第で十分に埋め合わせが可能です。
  • つまずきを放置すると、必修の専門科目の理解にも影響が及び、進級・卒業に必要な単位の取得が遅れるリスクが高まります。
  • 立て直しの基本ステップは、①自分の学科の履修要覧・シラバスで位置づけを正確に把握する、②基礎になっている高校範囲を短期間で総復習する、③演習・アウトプットの量を意識的に確保する、④早い段階で相談先を確保する、の4つです。
  • 過去問の丸暗記や、レポート・実験レポートの代行に頼る対応は、根本的な理解につながらないばかりか、学則違反として重い処分の対象になり得るため避けるべきです。
  • 「授業についていけている自信がない」と感じた時点が、対策を始める最適なタイミングです。単位を落としてから動き出すのではなく、予防的に相談することが遠回りを避ける近道になります。

昭和女子大学・東京農業大学の学部構成と学びの特色

まず、昭和女子大学と東京農業大学がそれぞれどのような学部・学科構成を持ち、どのような学びの特色があるのかを整理しておきましょう。この位置づけを把握しておくと、「なぜ自分の学科でこの科目が重視されるのか」を納得感を持って理解しやすくなります。

昭和女子大学:7学部17学科の全体像

昭和女子大学は、国際学部(国際学科・国際教養学科・国際日本学科)、人間文化学部(日本語日本文学科・歴史文化学科)、人間社会学部(心理学科・福祉社会学科・現代教養学科・初等教育学科)、食健康科学部(管理栄養学科・健康デザイン学科・食安全マネジメント学科)、そして近年設置されたグローバルビジネス学部(ビジネスデザイン学科・会計ファイナンス学科)、環境デザイン学部(環境デザイン学科)、総合情報学部(データサイエンス学科・デジタルイノベーション学科)を合わせた7学部17学科からなる、文系中心の総合大学です。学科によって学ぶ内容は幅広く、語学・文学・心理学・福祉・栄養・ビジネス・データサイエンスまで多岐にわたります。

学部主な学科系統
国際学部国際学科・国際教養学科・国際日本学科語学・国際系
人間文化学部日本語日本文学科・歴史文化学科人文系
人間社会学部心理学科・福祉社会学科・現代教養学科・初等教育学科社会・教育系
食健康科学部管理栄養学科・健康デザイン学科・食安全マネジメント学科理系(栄養・健康)
グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科・会計ファイナンス学科経営・会計系
環境デザイン学部環境デザイン学科デザイン系
総合情報学部データサイエンス学科・デジタルイノベーション学科情報系

※ 学科名・コース編成は年度によって変更される場合があります。自分が在籍する学科の正確な情報は、必ず大学公式サイトや履修要覧で確認してください。

昭和女子大学の学びの特色(語学教育・少人数制)

昭和女子大学の大きな特色の一つが、学部・学科を問わず英語をはじめとする語学教育に力を入れている点です。習熟度別のクラス編成や少人数制の授業を通じて、日常的な会話力からアカデミックな文脈での英語運用力までを段階的に高めるカリキュラムが組まれており、国際学部を中心に、提携校での留学プログラムも用意されています。習熟度別クラスは、入学時のプレイスメントテストや高校での学習履歴をもとに編成されることが一般的で、自分の理解度に近いペースで学べるというメリットがある一方、クラス分けの結果次第では「基礎からやり直すクラス」に入ることに戸惑いを感じる学生もいます。しかし、これは学習履歴に合った速度で基礎を固め直すための仕組みであり、否定的に捉える必要はありません。

東京農業大学:5学部・2キャンパスの全体像

東京農業大学は、応用生物科学部(農芸化学科・醸造科学科・食品安全健康学科・栄養科学科)、地域環境科学部(森林総合科学科・生産環境工学科・造園科学科・地域創成科学科)、国際食料情報学部(国際農業開発学科・食料環境経済学科・アグリビジネス学科・国際食農科学科)、生命科学部(バイオサイエンス学科・分子生命化学科・分子微生物学科)、そして農学部(農学科・動物科学科・生物資源開発学科・デザイン農学科)という5学部からなる、農学系では国内有数の規模を持つ大学です。応用生物科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生命科学部は東京都世田谷区の世田谷キャンパス、農学部は神奈川県厚木市の厚木キャンパスを拠点としており、同じ大学でもキャンパスによって学びの環境が大きく異なります。

学部主な学科キャンパス
応用生物科学部農芸化学科・醸造科学科・食品安全健康学科・栄養科学科世田谷
地域環境科学部森林総合科学科・生産環境工学科・造園科学科・地域創成科学科世田谷
国際食料情報学部国際農業開発学科・食料環境経済学科・アグリビジネス学科・国際食農科学科世田谷
生命科学部バイオサイエンス学科・分子生命化学科・分子微生物学科世田谷
農学部農学科・動物科学科・生物資源開発学科・デザイン農学科厚木

※ 学科名・定員・キャンパス配置は年度によって変更される場合があります。正確な情報は、必ず大学公式サイトや履修要覧で確認してください。

東京農業大学の学びの特色(生物・化学系の基礎と実験・実習の多さ)

東京農業大学のいずれの学部・学科でも共通しているのが、生物学・化学を中心とした理系の基礎科目が1年次から本格的に置かれ、これが専門科目を理解するための土台として位置づけられている点です。加えて、農学系大学ならではの特色として、講義科目に対する実験・実習科目の比重が高いことが挙げられます。例えば動物科学科では、1年次の農学部共通の農業実習(作物・果樹・稲作・畜産・食品加工など)から始まり、2年次以降は学科・研究室の専門性に応じた実験実習が段階的に組まれていきます。実験・実習には、参加そのものに加えて実験レポートの作成・提出が単位認定の条件になっていることが多く、講義の予習・復習と並行してレポート作成の時間を確保する必要がある点が、他分野の学部と比べても負荷が高くなりやすい理由の一つです。

学科によって重視される理系科目には濃淡がある

東京農業大学は「農学系大学」と一括りにされがちですが、学科ごとに重視される理系科目のバランスにはかなりの濃淡があります。例えば応用生物科学部の醸造科学科では、発酵・微生物に関わる生物学・化学の知識が中心になり、同じ応用生物科学部でも栄養科学科では、人体の栄養代謝を扱う生化学・生理学の比重が高くなります。地域環境科学部の生産環境工学科では、生物・化学だけでなく物理・数学(力学・測量計算など)の理解も求められる一方、造園科学科ではデザイン・製図的な素養も必要になります。国際食料情報学部の食料環境経済学科・アグリビジネス学科のように、経済学・統計学が中心になる学科もあり、「農学部だから生物・化学ばかり」と単純化せず、自分の学科でどの科目がどの専門科目につながっているかを個別に確認することが大切です。

参考:筑波大学のような総合大学における事情

筑波大学は人文・社会、理工、生命環境、情報、医学、体育・芸術と幅広い学群・学類を持つ総合大学であり、昭和女子大学や東京農業大学のように学びの分野が一つの方向に絞られているわけではありません。そのため、「授業についていけない」と感じる背景も、所属する学類・専門分野によって大きく異なります。ただし、一般的な傾向として、学校推薦型選抜やAC(アドミッションセンター)入試のように、一般選抜(学力試験による選抜)に比べて学力試験の比重が小さい方式で入学した学生の中には、高校段階での特定科目(数学・理科・語学など、専門分野で前提とされる科目)の学習量が、一般選抜での入学者と比べてばらつきやすいという構造が指摘されます。これは筑波大学に限らず、多様な入試方式を持つ総合大学に広く共通する傾向であり、後段で改めて触れます。

大学側の学習支援の取り組み(一般論)

多くの大学では、入学前教育(入学前の課題・通信講座)や、入学後の初年次教育科目・基礎ゼミ、学修支援センターのような形で、語学や理系基礎科目の底上げを図る取り組みが用意されていることがあります。語学教育に力を入れる大学であれば、英語のライティングセンターやチューター制度、農学系大学であれば、実験・実習の予習をサポートするTA制度などが一例です。こうした制度の有無・内容は大学・年度によって異なるため、昭和女子大学・東京農業大学のいずれに在籍している場合も、入学時のガイダンス資料や学内ポータル、学修支援に関する窓口の案内を確認しておくことをおすすめします。学内に用意された制度を知らないまま一人で抱え込んでしまうのは、選択肢を狭めることになりかねません。

昭和女子大学(文系)でつまずきやすい科目の傾向

ここからは、昭和女子大学のような文系総合大学で、学生がつまずきやすい科目の傾向を具体的に見ていきます。理系大学とは異なり、「積み上げ型の計算科目」でつまずくというより、「語学の運用力」と「専門基礎科目の抽象度」でつまずくケースが目立つのが特色です。

語学科目(英語を中心に)でのつまずき

昭和女子大学は語学教育に力を入れている分、その分だけ語学科目の到達目標も高めに設定されている傾向があります。高校までの英語が、文法や単語の暗記、決められた形式の読解問題を解くことが中心だったのに対し、大学の語学科目では、英語で自分の意見を組み立てて発表する、英語の文献を読んで要約するといった、より運用力を問われる課題が増えていきます。「単語や文法の知識はあるのに、実際に英語を使って考えをまとめる場面になると手が止まる」という感覚は、高校英語と大学の語学科目の間にある「知識」から「運用」への断絶を表しており、決して珍しい戸惑いではありません。また、習熟度別クラスに入った際、周囲の学生の発言の速さやレベルに気後れしてしまい、発言や質問を避けるようになると、演習中心の授業ではかえって理解が深まりにくくなる悪循環に陥ることもあります。

専門基礎科目(統計・データサイエンス・栄養化学など)でのつまずき

昭和女子大学は文系中心の大学ですが、学科によっては理系的な素養を必要とする専門基礎科目が置かれています。例えば、心理学科では心理統計学(統計的な検定・分析の基礎)、食健康科学部の各学科では栄養化学・生化学・食品衛生学といった理系科目、総合情報学部ではデータサイエンスの基礎となる統計・プログラミングが、専門科目を理解するための土台として位置づけられています。「文系だから数学とは無縁」というイメージを持って入学した学生ほど、こうした専門基礎科目に直面したときに戸惑いを感じやすい傾向があります。高校で数学や理科をあまり深く学んでこなかった場合、統計の考え方や化学式の扱いに慣れるまでに時間がかかることは自然なことであり、早い段階で基礎から確認する姿勢が重要になります。

レポート・プレゼンテーション中心の評価形式に慣れていない

昭和女子大学のような文系総合大学の授業では、定期試験の一発勝負ではなく、レポート課題やグループワークでのプレゼンテーションを組み合わせて成績が決まる科目が多く見られます。高校までのように「決められた範囲を暗記して試験に臨む」学習スタイルに慣れていると、「自分の考えを論理立てて文章にまとめる」「他者に分かりやすく発表する」といった、アウトプット中心の課題形式そのものに戸惑うことがあります。レポートの書き方に不慣れなまま提出を重ねると、内容の理解自体は進んでいても、評価が伸びにくいという事態が起こりやすくなります。プレゼンテーションについても、資料の構成や話し方といった技術的な要素は、経験を積むことで確実に上達する部分が大きいため、苦手意識だけで避けずに機会を重ねることが大切です。

グループワーク・ゼミ形式の授業でのつまずき

少人数制・語学教育に力を入れている大学では、講義形式の授業だけでなく、グループワークやゼミ形式で進む授業も多く配置される傾向があります。こうした授業では、知識量そのものよりも、議論への参加姿勢や他者との協働の仕方が評価に影響しやすく、大教室での一方向的な講義とは異なる種類の対応力が求められます。人前で発言することに苦手意識がある学生や、議論のペースについていけないと感じる学生は、内容の理解はできていても、参加度合いの評価で伸び悩んでしまうことがあります。少人数制の授業は、裏を返せば教員や他の学生との距離が近く、質問や相談がしやすい環境でもあるため、苦手意識を理由に発言を避け続けるより、小さな発言から慣らしていく方が結果的に近道になることが多いといえます。

つまずきやすい単元・課題の具体例

昭和女子大学のような文系総合大学でつまずきやすいポイントには、ある程度共通した傾向があります。語学科目では、単語・文法の知識を英作文やディスカッションで実際に使う場面、心理統計学のような専門基礎科目では、公式の計算手順ではなく「なぜその検定手法を選ぶのか」という考え方の部分、レポート課題では、事実の要約と自分の考察を区別して書くことが、それぞれ最初の壁になりやすいとされます。例えば、心理統計学で「平均値の差を検定する」という課題に取り組む場面では、計算方法を覚えるだけでなく、「なぜこの場面でこの検定を使うのか」という判断の根拠を理解できているかどうかで、その先の専門科目(心理学研究法など)への応用力が大きく変わります。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

東京農業大学(農学系)でつまずきやすい科目の傾向

続いて、東京農業大学のような農学系大学で、学生がつまずきやすい科目の傾向を見ていきます。文系大学とは対照的に、「生物・化学系の専門基礎科目」と「実験・実習に伴う負荷の高さ」が中心的なテーマになります。

生物・化学系の専門基礎科目でのつまずき

東京農業大学のいずれの学部・学科でも、生物学・化学の基礎知識は専門科目を理解するための土台として重視されます。応用生物科学部であれば生化学・有機化学、生命科学部であれば分子生物学・遺伝学、農学部であれば作物学や動物生理学など、学科ごとに専門分野は異なりますが、いずれも高校の生物・化学の知識を前提として、より専門的・分子レベルの内容へと発展していく構造は共通しています。高校で生物基礎・化学基礎までしか学んでいなかったり、文系寄りのカリキュラムで理科の学習時間が限られていたりすると、大学の専門基礎科目で扱う内容の抽象度や情報量の多さに戸惑いを感じやすくなります。高校の生物・化学が「暗記中心」だったのに対し、大学の専門基礎科目では、複数の知識を組み合わせて現象を説明する力が求められるようになる点も、つまずきやすいポイントの一つです。

実験・実習・実験レポートの負荷の高さ

東京農業大学の大きな特色は、講義科目に加えて実験・実習科目が数多く配置されている点です。動物科学科の農業実習・牧場実習・動物科学実験実習、生物資源開発学科の農場実習や食品加工実習など、学科によって内容はさまざまですが、いずれも実験・実習そのものへの参加と、実験レポートの作成・提出がセットになっていることが一般的です。実験レポートは、単に結果を記述するだけでなく、実験の目的・方法・結果・考察を論理的にまとめる必要があり、考察の書き方に不慣れなまま何本も提出を重ねると、実験の理解自体は進んでいても、レポートの評価が伸び悩むという事態が起こりやすくなります。実験・実習が続く時期は、講義の予習・復習に割ける時間がどうしても圧迫されやすく、専門基礎科目の理解が後回しになりがちな点にも注意が必要です。

農業高校からの推薦入学者が直面しやすい学力ギャップ

東京農業大学の農学部には、全国農業高等学校長協会に加盟する高校の生徒を主な対象とした推薦方式(総合型実践スキルなど)が用意されており、農業高校で実践的な知識・技能を学んできた学生を積極的に受け入れる姿勢が見られます。こうした制度は、実践的な学びの経験を持つ学生に進学の道を開くという意味で合理的な仕組みですが、農業高校のカリキュラムでは実習・専門科目に多くの時間が割かれる一方、大学入試レベルの生物・化学を受験科目として深く学習する機会が、普通科理系コースに比べて限られていることがあります。その結果、農業に関する実践的な知識・経験は豊富に持っていても、大学の専門基礎科目で扱う生化学・有機化学のような、より理論的・分子レベルの内容の理解に時間がかかるというギャップが生じやすい構造があります。これは能力の優劣ではなく、高校段階での学習内容の違いによるものであり、対策次第で十分に埋め合わせが可能です。

指定校推薦・公募推薦など多様な入試方式との関係

東京農業大学には、指定校推薦・公募推薦といった学校推薦型選抜に加え、総合型選抜(専願制)など多様な入試方式が用意されています。これらの方式は、小論文・面接・調査書・活動実績などを組み合わせて選考が行われることが一般的で、一般選抜のように生物・化学を含む学力試験を課す形式とは評価の重点が異なります。間口を広げ、多様な意欲・関心を持つ学生を受け入れるための制度として位置づけられており、この制度自体に問題があるわけではありません。ただし、結果として、入学時点での生物・化学の学習量が学生間でばらつきやすくなる構造があることは、専門基礎科目の学び方を考えるうえで押さえておく価値があります。理系学部で単位を落としやすい科目とその対策でも触れているとおり、積み上げ型の専門基礎科目は、序盤でつまずいたまま先に進むと、後の単元でも同じつまずきが連鎖しやすい点に注意が必要です。

一人暮らし・通学環境との両立(厚木キャンパスの事情)

農学部が置かれる厚木キャンパスは、世田谷キャンパスに比べて自然環境に恵まれた立地にある一方、通学の利便性という点では都心のキャンパスとは異なる事情があります。入学と同時に一人暮らしを始める学生も多く、生活面の変化(自炊、家事、通学時間の確保など)と、実験・実習中心の新しい学び方への適応が同時期に重なることで、専門基礎科目でのつまずきに気づくタイミングが遅れることがあります。「まだ大学生活に慣れていないだけ」と原因を切り分けられないまま数か月が過ぎてしまうケースも見られるため、生活面の変化と学習面のつまずきを分けて考え、定期的に自分の理解度を振り返る時間を確保しておくことが有効です。

つまずきやすい単元の具体例

東京農業大学の専門基礎科目でつまずきやすいポイントには、ある程度共通した傾向があります。生化学では、代謝経路のように複数の反応が連なる仕組みを、暗記ではなく「なぜその反応が必要なのか」という文脈で理解できるかどうかが分かれ目になりやすいとされます。有機化学では、反応式の丸暗記だけに頼ると、少し条件が変わった問題に対応できなくなりやすく、遺伝学では、高校生物で学んだ知識を分子レベルの機構と結びつけて理解する力が求められます。例えば、「ある遺伝子の変異がどのようなタンパク質の変化を引き起こし、それが個体にどう影響するか」を説明する課題では、暗記した用語を並べるだけでなく、知識同士のつながりを自分の言葉で説明できるかどうかが、専門科目(育種学・分子生物学など)への応用力を左右します。

両大学のつまずきやすい科目・傾向の比較

ここまで見てきた昭和女子大学と東京農業大学のつまずきやすい科目の傾向を、系統別に整理すると次のようになります。

大学・系統つまずきやすい科目・場面背景となる要因
昭和女子大学(語学・国際系)英語などの語学運用(英作文・ディスカッション)知識から運用への断絶、習熟度別クラスでの気後れ
昭和女子大学(人文・社会系)レポート・プレゼンテーション中心の評価暗記型学習からアウトプット型学習への移行
昭和女子大学(食健康・情報系)統計・データサイエンス・栄養化学などの理系科目「文系だから」という思い込みと理科・数学の学習不足
東京農業大学(応用生物・生命系)生化学・有機化学・分子生物学暗記中心の高校生物・化学からの発展
東京農業大学(農学部)実験・実習と実験レポートの負荷農業高校出身者の理数系学習量のばらつき

※ 上記は一般的な傾向を示したものであり、コース・年度・担当教員によってカリキュラムの内容は異なります。正確な科目名・配当年次は、必ず自分の学科のシラバス・履修要覧で確認してください。

筑波大学など総合大学における推薦・AO入学者のギャップ(一般論)

先ほど触れたとおり、筑波大学のような総合大学では、学校推薦型選抜やAC入試など、学力試験の比重が小さい方式で入学した学生が、所属する学類・専門分野で前提とされる科目(理系学類であれば数学・理科、語学系であれば外国語など)の学習量にばらつきを感じやすいという、一般的な傾向が指摘されます。これは昭和女子大学の語学科目、東京農業大学の生物・化学系科目でのギャップと構造的には同じもので、「入試で評価された強み」と「入学後の専門課程で最初に求められる基礎学力」の種類が異なるために生じる現象だと言えます。総合大学の場合、学類・専門分野によってギャップの中身が大きく異なるため、一般論以上に踏み込んだ対策を考える際は、自分の所属する学類のシラバス・履修要覧を必ず個別に確認することが欠かせません。

立て直しの具体的なステップ

つまずきに気づいたら、次に大切なのは、感覚的な不安のまま過ごすのではなく、具体的な行動に落とし込むことです。ここでは、文系・農学系のどちらの学生にも共通する、立て直しのための4つのステップを順に紹介します。

ステップ1: 履修要覧・シラバスで自分の位置を正確に把握する

最初に行うべきは、自分の学科における語学科目・専門基礎科目が、必修か選択かどうか、配当年次はいつか、後続の専門科目の履修条件(前提科目)として指定されているかどうかを、履修要覧・シラバスで正確に確認することです。必修科目とは何かという基本的な仕組みを理解したうえで、自分が今どの科目・単元でつまずいているのか、その科目が今後どの専門科目につながっているのかを整理すると、漠然とした不安を具体的な課題リストに変換できます。成績評価の内訳(定期試験・小テスト・レポート・出席点・実験参加の配分)もあわせて確認し、残りの学期でどの評価項目にどれだけ力を入れるべきかの優先順位をつけましょう。

ステップ2: 基礎になっている高校範囲を短期間で総復習する

昭和女子大学の語学科目でつまずいている場合は、まず基本的な文法・語彙の運用力を短期間で総復習し、そのうえで英作文やディスカンションのような運用型の課題に取り組むと理解のスピードが変わります。東京農業大学の専門基礎科目でつまずいている場合は、高校範囲の生物・化学(細胞の構造、代謝の基本、化学反応式の基礎など)を短期間で総復習し、土台を固めてから大学の教材に戻ることが有効です。いずれの場合も、公式や用語を丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を図や具体例を使って確認しながら進めることが、大学の専門科目についていくための土台づくりにつながります。

教材・学習リソース選びのポイント

復習といっても、手当たり次第に教材を増やすことは非効率です。まず優先すべきは、授業で配布されているプリント・教科書の章末問題や課題を完全に理解できるようにすることです。これらは担当教員がその授業の到達目標として選んだ教材であり、定期試験や実験レポートの評価基準にも近いことが多いためです。そのうえで理解が不十分な単元がある場合は、大学の教科書よりも解説が丁寧な高校〜大学導入レベルの参考書を1冊選び、該当単元だけをピンポイントで読み込むという使い方が効率的です。何冊も広く浅く手を出すよりも、1冊を繰り返し使って「この範囲ならどれでも自力で説明できる」という状態を作るほうが、限られた時間の中では効果的な学習につながります。

ステップ3: 演習・アウトプットの量を意識的に確保する

語学科目であれば実際に英語で書く・話す機会を、専門基礎科目であれば手を動かして計算・整理する演習を、それぞれ意識的に確保することが欠かせません。授業で出された課題をこなすだけでなく、毎週決まった時間にアウトプットの練習をする習慣をつけることが有効です。単位の取り方でも触れているとおり、積み上げ型の科目は、序盤の単元でつまずいたまま先に進むと、後の単元でも同じつまずきが連鎖しやすいため、分からない範囲を後回しにせず、その都度演習で確認する姿勢が重要です。

ステップ4: 早い段階で相談先を確保する

一人で抱え込まず、複数の相談先を早めに確保しておくことも欠かせません。大学内には、担当教員のオフィスアワー、語学科目であればネイティブ講師や語学センター、実験科目であればTA(ティーチングアシスタント)が対応する演習・実験クラス、学修支援センターのような学内サポート窓口が用意されていることが一般的です。単位の救済措置や再試験・追試といった制度が設けられている大学もありますが、こうした制度の有無・条件は大学・学部によって異なるため、自分の状況については必ず教務課や履修要覧で確認するようにしてください。学内のサポートに加えて、語学・専門基礎科目に特化した個別指導のような学外のサポートを組み合わせることで、自分の理解度に合わせたペースで学び直すことができます。

1週間の学習スケジュールの組み方(モデル例)

立て直しの4ステップを実行に移す際は、漠然と「頑張る」と決めるのではなく、1週間単位のスケジュールに落とし込むことが有効です。以下は、語学科目・専門基礎科目でつまずきを感じている学生を想定した週間モデルの一例です。あくまで一例であり、履修科目数やアルバイト・実習の状況に応じて調整してください。

タイミング取り組む内容目安時間
授業当日その日の授業内容をノートで振り返り、分からなかった箇所に印をつける15〜20分
授業翌日まで印をつけた箇所を教科書・参考書で確認し、簡単な演習・アウトプットをする30〜45分
週半ば高校範囲の関連単元を復習し、抜けている前提知識を補う30〜60分
週末その週に学んだ範囲を演習・実験レポートの下書きなどでまとめて確認60〜90分
月1回程度オフィスアワーや相談先に、たまった疑問点をまとめて質問する30分程度

ポイントは、疑問点をその週のうちに解消するサイクルを作ることです。積み上げ型の科目は、1週間分の遅れであれば比較的取り戻しやすい一方、数週間分たまってしまうと復習だけで手一杯になり、新しい授業内容についていけなくなる悪循環に陥りやすくなります。

友人と一緒に取り組むメリットと注意点

同じ授業を受けている友人と一緒に演習やディスカッションに取り組むことは、モチベーションの維持やつまずきの早期発見という点で有効です。お互いに英作文を添削し合ったり、実験の考察を説明し合ったりする過程で、自分では気づかなかった理解の穴が見えてくることもあります。ただし、レポートや実験レポートについては、話し合いながら理解を深めることと、答えをそのまま写し合うこととの間には明確な違いがあります。提出する成果物は最終的に自分自身の言葉・データでまとめる必要があり、この一線を越えないよう注意しながら学び合うことが大切です。

セルフチェック: つまずきのサイン

以下の項目に複数当てはまる場合は、早めに対策を始めることをおすすめします。

  • 語学の授業で、単語や文法は分かるのに、自分の意見を組み立てる場面になると手が止まる
  • 専門基礎科目のノートは取れているが、後から見返しても内容を再現できない
  • 実験・実習には参加できているが、レポートの考察部分をどう書けばいいか分からない
  • 小テストやレポートの評価が回を追うごとに下がってきている
  • 高校で該当分野(英語の運用・生物・化学など)をあまり深く学習しないまま入学した
  • 質問したいことがあっても、誰に聞けばいいか分からない
  • 「試験・提出直前にまとめて対策すればなんとかなる」と考えている

立て直しステップ早見表

ステップやること目安の時期
1. 現状把握履修要覧・シラバスで必修区分・配当年次・評価内訳を確認気づいた時点ですぐ
2. 基礎の総復習高校範囲の該当単元(語学の基本文法・生物化学の基礎など)を復習1〜2週間
3. 演習・アウトプットの確保課題・過去の小テストを使い、毎週決まった時間に練習学期を通じて継続
4. 相談先の確保オフィスアワー・語学センター・TA・専門的な個別指導などを活用気づいた時点ですぐ〜継続

これらのステップは、順番に一つずつ完了させるというよりも、並行して進めることが望ましいものです。特にステップ1(現状把握)とステップ4(相談先の確保)は、他のステップに取り組む前提として、できるだけ早く着手することをおすすめします。

ケースで見る、つまずきから立て直しまでの流れ(一般的な例)

具体的なイメージを持ちやすいように、文系大学・農学系大学でよく見られる、つまずきから立て直しまでの一般的なパターンを2つ紹介します。いずれも特定の個人を指すものではなく、複数の傾向を組み合わせた一般化した例です。

ケース1: 昭和女子大学の国際系学科に入学し、英語ディスカッション形式の授業でつまずいたケース。単語や文法の知識はあったものの、自分の意見を英語で組み立てて発言する演習形式に慣れておらず、発言の機会を避けるようになっていった。中間期に語学センターの相談窓口を利用し、まずは短い英作文を毎日1本書く習慣から始めたところ、少しずつ発言への抵抗感が薄れ、学期末には議論に参加できる場面が増えていった。ポイントは、「話す」より先に「書く」練習から始め、段階的にアウトプットの量を増やしたことだったとされる。

ケース2: 東京農業大学の農学部に農業高校からの推薦入学で進学し、生化学の授業でつまずいたケース。実践的な農業の知識・経験は豊富だったが、大学入試レベルの化学を深く学習する機会が少なく、生化学の授業で扱う分子構造や反応式の理解に苦労した。ゴールデンウィーク明けに履修要覧で科目の位置づけを確認し、高校範囲の化学基礎を1〜2週間かけて総復習。そのうえで、実験のたびに考察を自分の言葉で説明し直す習慣をつけたところ、学期後半にかけて理解度が徐々に回復した。ポイントは、実践的な強みを否定せず、不足していた理論面だけをピンポイントで補ったことだったとされる。

ケース3: 筑波大学に学校推薦型選抜で入学し、専門分野の前提科目でつまずいたケース(一般的な傾向)。総合大学では、学類・専門分野ごとに前提とされる科目が異なるため、こうしたケースの現れ方も一様ではありませんが、共通して見られるのは、入学後しばらく経ってから「入試で問われなかった科目の知識が、専門課程では前提として扱われている」ことに気づくパターンです。気づいた時点で履修要覧・シラバスを確認し、不足している範囲を高校教材や学内の学修支援窓口を使って補うという流れは、昭和女子大学・東京農業大学のケースと基本的に同じです。所属する学類によって具体的な対策は異なるため、一般論で片付けず、自分の学類の状況を個別に確認することが出発点になります。

保護者ができる関わり方

推薦・総合型選抜で入学した子どもが「授業についていけない」と感じている場合、保護者としてできることは、無理に発破をかけることではなく、まずは状況を客観的に整理する手助けをすることです。「どの科目の、どの単元でつまずいているのか」「学内に相談できる窓口を知っているか」を一緒に確認するだけでも、一人で抱え込んでいた状態から一歩前に進むきっかけになります。特に、語学の運用力や実験レポートのように、点数化されにくい形でつまずきが表れる場合、成績表だけでは状況が見えにくいこともあります。成績や単位の詳細は本人にしか分からない部分も多いため、詰問するのではなく、早めに相談する行動そのものを後押しする関わり方が望ましいといえます。

よくある失敗・注意点

立て直しに取り組む際に、かえって遠回りになってしまう典型的な失敗パターンをいくつか紹介します。

過去問・過去のレポートの丸暗記に頼ってしまう。過去問を参考にすること自体は有効な対策ですが、解答を理解せずに丸写しして覚えるだけの対策は、少し出題形式が変わった瞬間に通用しなくなります。特に、他人の解答やレポートをそのまま提出・回答する行為は、実施形態によっては不正行為として学則違反にあたる可能性があり、発覚した場合は停学などの重い処分につながることもあります。あくまで、自分の理解を確認するための材料として過去問を使うようにしましょう。

レポート・実験レポートの代行サービスに頼ってしまう。「レポートが終わらない」「実験レポートの考察が書けない」という焦りから、代行業者やそれに類するサービスを利用したくなる場面があるかもしれません。しかし、レポート・課題の代行は多くの大学で学則違反にあたり、発覚した場合は単位の無効化や停学・退学といった重い処分の対象になり得ます。単位・進級サポートのような専門的な指導サービスは、あくまで自分の理解を助け、自分の力でレポートを書けるようにするための伴走であり、代行とは根本的に異なります。この違いを理解したうえで、適切なサポートを選ぶことが大切です。

「文系だから」「実践経験があるから」と油断してしまう。「昭和女子大学は文系だから理系科目は関係ない」「農業高校出身で実践経験があるから理論も大丈夫」といった思い込みは、専門基礎科目の学び方を見誤る原因になります。実際には、文系大学でも統計・データサイエンスのような理系的素養が求められる場面があり、実践経験があっても理論面の学習量が不足していれば、大学の専門科目でつまずくことは十分にあり得ます。自分の学科のカリキュラムを個別に確認し、思い込みで判断しないことが大切です。

「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまう。語学科目・専門基礎科目のいずれも積み上げ型の性質を持つため、序盤の単元を理解しないまま先延ばしにすると、後の単元がさらに理解しにくくなるという悪循環に陥ります。「試験・提出直前から本気を出す」という高校時代の戦略は、大学の積み上げ型科目には通用しにくいことを、早い段階で意識しておく必要があります。

一人で抱え込んでしまう。「こんな基本的なことを聞いたら恥ずかしい」という心理から、疑問点を一人で抱え込んでしまうケースも目立ちます。しかし、語学科目や専門基礎科目でつまずくポイントは多くの学生に共通していることが多く、質問することは決して恥ずかしいことではありません。オフィスアワーやTA、友人との学び合いなど、身近な相談先を積極的に活用することが、つまずきを長引かせないための第一歩です。

出席・実習参加していることで安心してしまう。授業に出席し、実験・実習にも参加しているだけで「勉強できている」と錯覚してしまうケースもよく見られます。しかし、語学の運用力も専門基礎科目の理解も、講義を聞き実習に参加するだけでは定着しにくく、自分の手でアウトプットする経験を積んで初めて理解が深まります。出席・参加と、実際に理解できているかどうかは別物であることを、定期的な自己チェックで確認しておきましょう。

友人と比較して落ち込みすぎてしまう。周囲の友人がスムーズに理解しているように見えると、「自分だけができていない」と落ち込んでしまうことがあります。しかし、理解のペースには個人差があり、表面的に余裕がありそうに見える友人も、実は別の科目でつまずいていることは珍しくありません。他人との比較よりも、先週の自分と比べて理解が進んだかどうかに意識を向けるほうが、建設的な振り返りにつながります。

失敗パターンと望ましい対応の対比

よくある失敗パターン望ましい対応
過去問・過去のレポートを丸暗記・丸写しする解答の根拠を自分の言葉で説明できるまで理解してから解く
レポート・実験レポートの代行サービスに頼る添削・個別指導など、自分の力を伸ばす専門的なサポートを使う
「文系だから」「実践経験があるから」と油断する自分の学科のカリキュラムを個別に確認し思い込みで判断しない
「まだ大丈夫」と先延ばしにする分からない範囲に気づいた週のうちに復習する
一人で抱え込むオフィスアワー・TA・友人・専門的な相談先を早めに使う
出席・実習参加だけで安心するアウトプットを自力でできるかを定期的に自己チェックする

専門家に相談すべきタイミング

単位・進級サポートでは、昭和女子大学のような文系総合大学の語学・専門基礎科目、東京農業大学のような農学系大学の生物・化学系専門基礎科目や実験レポートを中心に、レポート添削と個別指導の両面から支援を行っています。「授業についていけている自信がない」「知識はあるのに運用・応用の場面で手が止まる」「高校での学習経験にそもそも自信がない」と感じた時点が、相談を検討する一つの目安です。積み上げ型の科目である以上、早い段階で相談するほど対策の選択肢は多く残り、単位を落としてから初めて動き出すよりも、予防的な段階での相談のほうが効果的です。

レポート添削と個別指導、どちらを選ぶべきか

迷った場合の目安として、提出期限が近いレポートや実験レポートを1本単位で確認してほしい場合はレポート添削が向いています。構成・考察の書き方・図表の示し方といった、レポートとしての体裁と内容の妥当性を、提出前にチェックしてもらえます。一方、語学の運用力や生物・化学の専門基礎科目のように「そもそも科目の理解自体に不安がある」「同じようなつまずきを繰り返している」という場合は、継続的に理解を積み上げていく個別指導のほうが適しています。両方に不安がある場合は、まず無料相談で状況を共有したうえで、優先順位に応じてどちらから始めるかを一緒に検討してもらうとよいでしょう。

相談の流れとしては、まず無料相談で現在のつまずき箇所・高校での学習履歴・履修状況・次の試験や提出期限までの残り時間を共有し、優先すべき科目や課題を整理します。GPAとは何かという評価の仕組みを踏まえたうえで、提出前のレポートを1本単位でチェックしてほしい場合はレポート添削を、基礎から継続的に理解を積み上げたい場合は個別指導を、という形で状況に合ったメニューを提案してもらえます。単位・進級サポートの詳細は、コースページから確認できます。

なお、語学・専門基礎科目でのつまずきが続き、そもそも今の学部・学科の学びの内容が自分に合っているのか悩むほど深刻化するケースもゼロではありません。その場合の選択肢の一つとして、大学編入という進路も存在します。大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説で概要を紹介していますので、関心がある場合はあわせてご覧ください。

大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

よくある質問(FAQ)

Q1. 昭和女子大学の授業についていけないと感じるのは自分だけですか?

いいえ、語学教育に力を入れている大学の習熟度別クラスや、レポート・プレゼンテーション中心の評価形式に戸惑う学生は珍しくありません。高校までの暗記型学習から、大学のアウトプット型学習への移行には一定の慣れが必要であり、これは対策次第で十分に埋め合わせが可能です。

Q2. 東京農業大学で生物・化学の専門科目につまずきやすいのはなぜですか?

高校の生物・化学が暗記中心だったのに対し、大学の専門基礎科目(生化学・有機化学など)では、複数の知識を組み合わせて現象を説明する力が求められるようになるためです。特に農業高校からの推薦入学者は、実践的な知識・経験は豊富でも、大学入試レベルの生物・化学を深く学習する機会が限られていたケースがあり、この点でギャップを感じやすいとされます。

Q3. 昭和女子大学と東京農業大学では、つまずきやすい科目の傾向は違いますか?

はい、大きく異なります。昭和女子大学は語学の運用力やレポート・プレゼンテーション形式でつまずきやすい傾向がある一方、東京農業大学は生物・化学系の専門基礎科目と実験レポートの負荷でつまずきやすい傾向があります。文系・農学系という学びの性質の違いが、そのままつまずきの傾向の違いに表れています。

Q4. 東京農業大学の農学部は、農業高校出身者だと不利になりますか?

入試方式そのものが不利になるわけではありません。ただし、農業高校では実習・専門科目に多くの時間が割かれる分、大学入試レベルの生物・化学を受験科目として学ぶ機会が限られていることがあり、大学の専門基礎科目でギャップを感じやすい構造があるとされます。実践的な知識という強みを持ちながら、不足している理論面を早めに補うことで、多くのケースで挽回は可能です。

Q5. 筑波大学でも推薦・AO入学者は授業についていけなくなりやすいですか?

筑波大学のような総合大学では、学類・専門分野によって前提とされる科目が異なるため一概には言えませんが、学校推薦型選抜やAC入試など学力試験の比重が小さい方式で入学した学生が、所属する学類で前提とされる科目の学習量にばらつきを感じやすいという一般的な傾向は指摘されます。詳しい対策は、自分の所属する学類のシラバス・履修要覧の確認が前提になります。

Q6. 実験レポートやレポートが終わらないとき、代行サービスを使ってもいいですか?

いいえ、レポート・実験レポートの代行は多くの大学で学則違反にあたり、発覚した場合は単位の無効化や停学・退学といった重い処分の対象になり得ます。単位・進級サポートのような専門的な指導は、自分の力でレポートを書けるようにするための伴走であり、代行とは異なります。

Q7. 授業についていけないと感じたら、まず誰に相談すればいいですか?

まずは担当教員のオフィスアワーや、語学センター、TAが対応する演習・実験クラス、学内の学修支援窓口など、身近な相談先を活用することをおすすめします。それでも不安が残る場合や、どこでつまずいているのかを自分では特定しきれない場合は、語学・専門基礎科目に特化した個別指導のような学外の専門的なサポートを検討するとよいでしょう。

Q8. 個別指導とレポート添削、どちらを選べばいいですか?

提出期限が近いレポートや実験レポートを1本単位で確認してほしい場合はレポート添削が、語学の運用力や専門基礎科目の理解そのものに不安がある場合は継続的な個別指導が向いています。両方に不安がある場合は、まず無料相談で状況を共有し、優先順位に応じてどちらから始めるかを一緒に検討してもらうとよいでしょう。

{“@context”:”https://schema.org”,”@graph”:[{“@type”:”FAQPage”,”mainEntity”:[ {“@type”:”Question”,”name”:”昭和女子大学の授業についていけないと感じるのは自分だけですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”いいえ、語学教育に力を入れている大学の習熟度別クラスや、レポート・プレゼンテーション中心の評価形式に戸惑う学生は珍しくありません。高校までの暗記型学習から、大学のアウトプット型学習への移行には一定の慣れが必要であり、これは対策次第で十分に埋め合わせが可能です。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”東京農業大学で生物・化学の専門科目につまずきやすいのはなぜですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”高校の生物・化学が暗記中心だったのに対し、大学の専門基礎科目(生化学・有機化学など)では、複数の知識を組み合わせて現象を説明する力が求められるようになるためです。特に農業高校からの推薦入学者は、実践的な知識・経験は豊富でも、大学入試レベルの生物・化学を深く学習する機会が限られていたケースがあり、この点でギャップを感じやすいとされます。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”昭和女子大学と東京農業大学では、つまずきやすい科目の傾向は違いますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”はい、大きく異なります。昭和女子大学は語学の運用力やレポート・プレゼンテーション形式でつまずきやすい傾向がある一方、東京農業大学は生物・化学系の専門基礎科目と実験レポートの負荷でつまずきやすい傾向があります。文系・農学系という学びの性質の違いが、そのままつまずきの傾向の違いに表れています。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”東京農業大学の農学部は、農業高校出身者だと不利になりますか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”入試方式そのものが不利になるわけではありません。ただし、農業高校では実習・専門科目に多くの時間が割かれる分、大学入試レベルの生物・化学を受験科目として学ぶ機会が限られていることがあり、大学の専門基礎科目でギャップを感じやすい構造があるとされます。実践的な知識という強みを持ちながら、不足している理論面を早めに補うことで、多くのケースで挽回は可能です。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”筑波大学でも推薦・AO入学者は授業についていけなくなりやすいですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”筑波大学のような総合大学では、学類・専門分野によって前提とされる科目が異なるため一概には言えませんが、学校推薦型選抜やAC入試など学力試験の比重が小さい方式で入学した学生が、所属する学類で前提とされる科目の学習量にばらつきを感じやすいという一般的な傾向は指摘されます。詳しい対策は、自分の所属する学類のシラバス・履修要覧の確認が前提になります。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”実験レポートやレポートが終わらないとき、代行サービスを使ってもいいですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”いいえ、レポート・実験レポートの代行は多くの大学で学則違反にあたり、発覚した場合は単位の無効化や停学・退学といった重い処分の対象になり得ます。単位・進級サポートのような専門的な指導は、自分の力でレポートを書けるようにするための伴走であり、代行とは異なります。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”授業についていけないと感じたら、まず誰に相談すればいいですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”まずは担当教員のオフィスアワーや、語学センター、TAが対応する演習・実験クラス、学内の学修支援窓口など、身近な相談先を活用することをおすすめします。それでも不安が残る場合や、どこでつまずいているのかを自分では特定しきれない場合は、語学・専門基礎科目に特化した個別指導のような学外の専門的なサポートを検討するとよいでしょう。”}}, {“@type”:”Question”,”name”:”個別指導とレポート添削、どちらを選べばいいですか?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”提出期限が近いレポートや実験レポートを1本単位で確認してほしい場合はレポート添削が、語学の運用力や専門基礎科目の理解そのものに不安がある場合は継続的な個別指導が向いています。両方に不安がある場合は、まず無料相談で状況を共有し、優先順位に応じてどちらから始めるかを一緒に検討してもらうとよいでしょう。”}} ]}]}
大学の学習・大学院入試専門|無料相談でプロ講師があなた専用の学習プランを提案(相談だけでもOK・LINEで予約)

まとめ

昭和女子大学は国際学部・人間文化学部・人間社会学部・食健康科学部などからなる文系中心の総合大学、東京農業大学は農学部・応用生物科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生命科学部からなる農学系大学と、両者はまったく異なる学びの環境を持っています。それに応じて、つまずきやすい科目の傾向も、昭和女子大学では語学の運用力やレポート・プレゼンテーション形式、東京農業大学では生物・化学系の専門基礎科目と実験レポートの負荷というように大きく異なります。しかし、いずれの場合も、つまずきの背景には「高校段階でどの範囲をどれだけ学習してきたか」という学習履歴の違いがあり、これは能力の優劣ではなく、対策次第で十分に埋め合わせが可能なものです。筑波大学のような総合大学でも、推薦・AC入試など多様な入試方式を持つ以上、同じ構造のギャップが指摘されることがあります。

大切なのは、「そのうち分かるだろう」と放置せず、つまずきに気づいた時点で早めに行動を起こすことです。履修要覧・シラバスで自分の位置を正確に把握し、基礎になっている高校範囲を総復習し、演習・アウトプットの量を意識的に確保し、そして一人で抱え込まずに相談先を確保するという4つのステップを、できるだけ早い段階から並行して進めましょう。オフィスアワーやTA、学内の学修支援窓口など、身近な相談先をまず活用しつつ、それでも独学での立て直しに不安が残る場合は、単位・進級サポートのような語学・専門基礎科目に特化した専門的な伴走を活用し、確かな理解へと変えていきましょう。

\ 大学生・大学院生専用 /

無料相談で、今学期の乗り切り方を決めませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、いまの履修状況・お困りの科目・残り時間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 科目ごとのプロ講師が、優先順位を整理
  • 単位・レポート・院試・研究、どれでも相談できる。
  • 「何から手をつければいいか分からない」段階でもOK

\ 今学期をムダにしない/

費用は一切かかりません

今からでも間に合う? 無料相談を予約する
LINE 今学期の進め方を相談する 無料

LINE登録だけ・相談はそのあとで、でも構いません

03-5776-3649

受付時間 11:00-21:00

LINEで相談▶ 今からでも間に合う? 無料相談を予約する▶